
1739年、マイセンのクレッチマーによる、中国のざくろ文様をデザインした絵付けが発表される。
ところが、ざくろを知らないドイツの人々はそれを「ブルーオニオン(青いたまねぎ)」と間違えたことからその呼び名がついたと伝えられている。
白磁にコバルトブルーの染付けで描かれたこの模様は、以後今日まで、多くの人々を魅了し続けている。
器に描かれたすべての模様には東洋哲学に由来するといわれる意味がある。例えばこの部分は、エゾギクを記号化したものといわれている。 下の部分はハスの花にも見える。 エゾギクは時間を象徴している。 |
この部分は、竹をモチーフとしている。竹は地位の向上・成長を象徴している。 |
この部分は、芍薬の花をモチーフとしている。シャクヤクは気品を象徴している。 |
この部分は、桃。中国では神聖な果実として桃は、永遠不滅・長寿を象徴している。 |
そして、この部分がブルーオニオンの由来ともなったざくろ。確かに玉ねぎに見える。 ざくろは、繁栄・多産・肥沃を象徴している。 |
世界4大ブルーオニオンとは?
ブルーオニオンは、いわば図柄の名称であり、歴史があり、人気もある図柄なので、様々な陶磁器のメーカーによって製造されている。
現在の意匠の権利はマイセンが持っているらしいが、その権利が登録される前より作られているものは、ブルーオニオンとして図柄使用が認められているらしい。
このことが事実かどうかは未確認だが、妥当なところ。
参考:
http://www.kpm-berlin.net/03/meissener_blau01.htm
http://www.royalbluedk.com/rbdk_blog/archives/000330.html
確かに、ブルーオニオンは、現在でもいくつかのメーカーによって作られており、その中でも世界4大ブルーオニオンという言葉が一般化している。
ところが、この4大ブルーオニオンというのがどことどこなのかがわからない。
誰がもともと言い出したものなのかも不明である。
マイセンがそのひとつであるのは間違いない。
あと、フッチェンロイターとカールスバードで3大ブルーオニオンとも呼ばれている。
この3つは根が同じともいえるので、その通りかもしれない。
調べるとあとひとつは日本のブルーダニューブということだが、本当だろうか?
参考:wikipedia
ブルーダニューブは、ブルーオニオンの製品の種類・量ともかなりなものである。
しかしながら、他の3つとはルーツも違い、地理的にも離れており、歴史も50年ほどしかないのに、150年ほど昔からいろいろと権利関係がややこしくなっている他の3つと肩を並べるのはいかにも不自然である。
私見だが、「4大ブルーオニオン」という言葉が一般化したのは、カールスバード(Czech porcelain Dubi)のブルーオニオンの日本総発売元である株式会社明和セールスのパンフレットにそれが謳われていたからだと思う。
(ちなみに、現在の明和セールスのカタログでは3大ブルーオニオンとなっている。)
そして、その4大ブルーオニオンの出所は、Czech porcelain DubiのホームページのHistoryに、ブルーオニオンを製造している4つのメーカーのうちの一つだと、書かれているところからではないかと思う。
この4つがどこを指すのかは書かれていない。
参考:http://www.cesky.porcelan.cz/eng/profil.php
これも根拠はないが、そのCzech porcelain Dubiのいう4つのメーカーは、マイセン・フッチェンロイター・カールスバード(Czech porcelain Dubi)・KPMベルリンではないかと私は思うのだ。
KPMベルリンは創業当初、ブルーオニオンの食器を大量に作っていたし、やはり先の3つとルーツが同じなのだ。
KPMベルリンは現在ブルーオニオンを作っていないし、高級品が中心で知らない人も多かったので、4大ブルーオニオンという言葉が広まると、3つは分かるが4つ目が出て来ない、という状況になったのではないだろうか?
そこへ誰かが、おそらくは宣伝として、ブルーダニューブを滑り込ませたのだと考えるとしっくりくる。
もちろんあくまで私見であるが・・・
|当店取扱いのブルーオニオンのページへ|

器に描かれたすべての模様には東洋哲学に由来するといわれる意味がある。
この部分は、竹をモチーフとしている。
この部分は、芍薬の花をモチーフとしている。
この部分は、桃。
そして、この部分がブルーオニオンの由来ともなったざくろ。






